緊急事態宣言が発令されて在宅勤務が推奨されても、コトラが一切焦らなかった理由① セキュアな端末

2020年4月に新型コロナウィルス対策で緊急事態宣言が発令されたとき、多くの会社はリモートでの業務体制を整えるのに大変だった企業も多かったのではないでしょうか。

しかしコトラでは、「いつロックダウンしてもいいように、普段PCを持ち帰らない人も持ち帰ってね」という通達をするだけでした。
普通は「セキュリティは?」「データの持出は?」となるところでしょう。

これを可能にしたのが Chromebook や CloudReady といった、ChromeOS搭載PC(以降ChromePCと記載します)です。現在コトラでは一部のスタッフ以外、特にコンサルタントは全員ChromePCで業務を行っているため、持ち帰るだけで、セキュリティを担保しつつ、ほぼ職場と同じ環境で作業することが可能となっています。

ChromePC化のきっかけと、実現可能にしたCloudReadyとの出会い

以前は、ChromePCは社外持ち出し用としてのみ使用しており、社内では1人1台WindowsPCを使用していました。

社内でもChromePCのみの使用に切り替えたのは、2019年のことです。

きっかけは、2020年1月にWindows7のサポート期間終了でした。
当初はWindows7の端末をアップグレードし、Windows10にする予定でしたが、そんなときに出会ったのがCloudReadyです。

CloudReady とは、ChromeOS のオープンソース開発バージョンである ChromiumOS をベースにNeverware社が開発提供しているOSです。サポート切れになった古いWindowsPC等にインストールすることで、動作も軽く、セキュアで、管理も楽な端末に生まれ変わらせることが可能です。

詳しくは下記の記事をご参照ください。
サポート切れのWindowsPCを無駄にしない! WinPCを再利用可能にする CloudReady とは?

Windows7を10にアップグレードすることは可能なのですが、やはり最新の端末に比べるとスペックが足りなくてもっさりした動作になってしまっていました。だからといってまだ動くのに廃棄するのも、というジレンマがあったのですが、CloudReadyの存在を知ってコレだ!と思いました。

まずはNeverware社のサイトから無償版(Home Edition)をダウンロードし、Windows7 PCの中でも比較的古い端末にインストールして使用感を確かめました。問題ないとの判断でEnterprise Editionの契約をし、順にWindows7 PCとの交換を進め、2019年12月末に全台ChromePC化を完了しました。

セキュリティ対策の観点からのクラウド化

端末がセキュアに持ち出せても、データが社内のPCやサーバーに保存されていては、結局社外で業務はできません。
必要なデータはUSBで持ち出す?それでは結局紛失の危険が付きまといますよね。

コトラでは「情報は一元管理で共有するもの」というルールに則り、クラウド上で関係者全員が安全にアクセスできる形でデータを保管しています。

そのひとつとして活用しているのが、Salesforce。すでにその活用実績は10年以上となっております。
自分たちで Salesforce を使いこなしDX化を進めてきたからこそ、組織のDX問題に理解が深いです。

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この記事を書いた人

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堀 知恵美

システム会社で証券会社向けシステム開発に従事し、要件定義から設計、プログラミング、総合テスト、納品、保守までの全工程を経験。その後、コンサル会社にて証券会社向けシステム営業としてシステムのインストラクション等に従事。
現在は、コトラでシステム担当としてSalesforceやWEBシステムを中心としたシステム全般の改善を担当。